短時間に純度の高いアワ澱粉を調製する目的で、米澱粉製造のための迅速法として用いられてきたMatsunagaらの遠心分離法および改良Matsunaga法として塩酸で中和後は水洗・沈殿を繰り返す方法を試みた。得られたアワ粉の収率、一般成分からアワ澱粉の新調製法について研究した。得られたアワ澱粉について理化学的性質ならびに糊化・老化特性から研究し、アワ澱粉の特徴と調理・加工への利用適性を明らかにした。(中略)改良Matsunaga法は澱粉の調製に要する日数は約7日間で大量処理が可能であり、作業性、操作性からも効果的と考えられた。
本人担当部分:論文のまとめに関わる。
共著者:手塚尚子,平尾和子,濱西知子,松永直子,貝沼圭二,高橋節子