1~2歳児における道具を使って食べる行動の発達過程(査読付)
応用心理学研究 第31巻2号
本論文では、1~2歳児のスプーンを使って食べる行動の発達過程の全体像を明らかにすることを目的に、スプーン使用率の変化、スプーンで食べようとする意図などの変化・関連について検討した。その結果、発達過程には意図・制御共進型と意図先行型の2つのパターンがあること、スプーン使用率は1歳半ばにかけて上昇した後、一時的に低下することを明らかにし、その理由についての考察および食事指導に対する提言を行った。pp.98-112