食事場面における1~2歳児の拒否行動と保育者の対応:相互交渉パターンの分析から(査読付)
保育学研究第42巻2号
本論文では、1~2歳児の拒否行動を含む保育者との相互交渉を分析した結果、その経過と結末の違いによって4つの相互交渉パターンがあることを明らかにした。そのうち、拒否後受容パターンについては詳細に分析し、子どもが「食べない」ときの保育者の対処行動は、子どもの食行動の発達とともに変化すること、とりわけ、始めは拒否していたにもかかわらず子どもが保育者の要求に応じる興味深い対応として他の視線やふりに注目し、その関係構造を考察した。pp.8-16