幼児期における「友だち」の認識 : インタビュー調査による短期縦断的検討
共立女子大学家政学部紀要 , pp.133-140,
本論文では、3~5歳児へのインタビューを継続して実施し、短期縦断的に検討した。その結果、3,4歳児の「友だち」の人数は相対的に少なく、その認識は流動的ないしは単に「友だち」の名前を回答しているようだったが、5歳児になると「一緒に遊ぶ友だち」が多くなり、その一部が「仲良しの友だち」になるという関連や特定の親密な友だち関係の継続性が見られることが示され、その背景について考察した。