保育園における乳幼児の食行動の発達と自律
乳幼児医学・心理学研究 第18号
本論文では、乳幼児の食行動の自律について、受動的摂食から自食へ、手づかみから道具使用へという摂食における2つの移行プロセスを検討するとともに、その移行プロセスで生じる子どもと養育者の反発性の特徴を明らかにした。とりわけ、子どもの反発性に対する養育者の対応としての「他者の視線」を強調する方略に注目し、その発達的意味について考察を行った。pp.117-127