【日時】2014年3月7日(金)18:00~21:00
【会場】 共立女子大学 本館B101講義室
【問題提起者】十重田裕一(早稲田大学)
吉田 則昭(立教大学)
【討論者】 紅野 謙介(日本大学)
佐藤 卓己(京都大学)
苅部 直(東京大学)
【司会】 大島十二愛(共立女子大学)
【参加者】 69名
【記録執筆者】吉田則昭
今回の研究会では、①岩波書店の知的営為は、これまでの通史、通説にどのような意味を与えることになるのか、②文学、歴史学、思想史研究と出版社の関係・役割はどのような再考を促すのか、③大正期以降の大衆化の流れの中での「岩波文化」の展開過程、戦後への推移といった点からこの出版社が果たしてきた役割、について問題意識を共有し、その上で、第一問題提起者の十重田氏は、大正期から昭和戦前期にかけての文学出版史の視座から岩波書店の創業から岩波新書の創刊までの軌跡を報告、また第二問題提起者の吉田は、1940年代から90年代までの岩波書店の歴史の中から、戦前・戦後の連続性、中間文化、教育と出版、「1968年」の意味、「戦後」精神史、冷戦後「相対化」の時代、などから問題提起を行った。