フランソワ・トリュフォー作『野生の少年』をめぐって ─ 身体表象の可能性 ─
学習院大学文学会『研究年報』 第53号 (平成18年度)
トリュフォーは実際には野生児を知らずに、類推や想像によって野生児を映像化したことから、真実と真実らしさの問題を提起する。この映画で野生の少年の身体を表象する時、真実らしさを規定するものは何かを本研究で論考した。